ウェルネスプロジェクト株式会社

代表取締役

千崎英隆/Hidetaka Senzaki

人生で初めての登山は富士登山でした。

 

小五の時、富士山麓の自衛隊に単身赴任していた父親に

「富士山に登ってみなかいか？」

と誘われたのです。

「泊まりがけで避暑にいくついで」というわけだが、この富士登山が後の自分に影響をおよぼすかけがえのない経験になるとは思っていませんでした。

父親すらそんな思いはなかったかもしれません。

 

初めての富士山は御殿場口から徹夜で挑みました。

 

登っても登っても頂上が遠く、何度も何度も途中で投げ出そうと思いました。

ふと空を見上げると、都会の夜空では決して見ることの出来ない数えられないほどの星が輝いている。

ちょうど流星群と遭遇して、幾つもの流れ星に感動したのをいまだによく覚えています。

 

 

その後大学２年のＧＷに雪の八ケ岳を登りました。

体力だけではない、ピッケルやアイゼンなどの技術を使って登る登山に興奮したり、

テント泊の中で山に打ち込んでいる人たちと出会い、山での交流の楽しさが心に残りました。

 

これがきっかけとなって登山に目覚めたのです。

 

大学卒業後、登山専門店に入社し店舗畑一筋３０年。

店の企画でスキーツアー、登山ツアーに行き、さまざまな不安を抱えたゲストを励まし、力を合わせ、一緒に登りました。

 

「店長のおかげで夢が叶った」

 

「店長とでないと登れなかった」

 

ゲストの夢だった頂に立ち、そんなことばを投げかけられると、本当にこの人の役に立てたんだと思えて、自分まで一緒に感動できたのです。

 

お客様と一緒に遊び、感動が共有できることに喜びを感じ、売りっぱなしではない、お客様との人としての交流に大きな意義を感じるようになりました。

 

 

『人間は自然から遠ざかるほど病気に近づく』

 

生活習慣病と言われる現代病があるが、突き詰めたら歩行不足が原因だと考えています。

酷い場合、自分で立って歩くことすらできなくなる恐れがあります。

 

超高齢化社会はまだ入口。

予備軍の方々に歩く楽しさを感じてもらいたい、そう思って「歩く」イベントを企画しています。

それに参加することで人と出会い、ふれあい、新しい発見をし、元気を取り戻し、積極的に人生を楽しむ人を増やしたい。

 

後期高齢者を光輝幸麗者に変える貢献ができれば、それをきっかけに日本の社会も良い方向に変わっていくのではないかと考えています。

 

山岳ガイドの資格を取得後、ライフワークとしてガイド業を通年行っています。

夏は富士登山のガイドに専念し、ひと夏に２０回程度登っています。

富士山では高山病にかかったことはないが、富士（不治）の病にかかってしまったようです。

 

ＭＢＴ（トレーニングシューズ）との出会いをきっかけに登山専門店を辞め、埼玉県川越市にＭＢＴウォーキングショップ『ナチュリーラ』を開業しました。

ＭＢＴは現代人必須アイテムと思っています。

歩くと痛い、疲れる、腰やヒザが痛む、というあなたの問題を解決できるのです。

 

足の変形や痛みは靴が一因ではありますが、科学の進歩ほどにはこの原因を解消する靴の進歩がありません。

この原因を考慮することなく見栄えや、流行り、価格を優先して靴を選ぶことは足のためになっているのでしょうか。

 

足の立場になって靴を履いてみてください。

痛みや変形は、足の悲鳴なのだから。

歩く（苦）を歩き（喜）に変えてあげたい。

 

運動不足の解消や健康維持のために家の周りのアスファルトを歩くのもいいが、一歩進んで自然の中で歩いて欲しいと思います。

 

あなたにも、自然そのものや四季折々の心癒される景色の中を歩く楽しさに気づいて欲しい。

 

歩くことをたのしみ、自然の中で楽しむ日本人を増やして、元気な日本にしようと企んでいます。